住宅

【2021】固定資産税をクレジットカード納付したい!手数料&方法まとめ

「固定資産税ってクレジットカードで払える?」
「どんなメリットがある?」

近年、クレジットカードで納税できる税金が増えており、固定資産税も一部の自体で対応しています。

本記事では、固定資産税をクレジットカードで納税する方法や対応自治体、メリット・注意点などを総合的に解説いたします。

【本記事を読むメリット】

・固定資産税のクレジット納税方法がわかる

・対応自治体や手数料がわかる

・メリット/デメリットを理解できる。

クレジットカードで固定資産税を納付対応している自治体一覧

各種税金(国税・地方税)の多くが、平成28年(2016年)の「税制改正」によってクレジットカード納付に対応し、利便性が向上しました。

国税については、多くの自治体でクレジットカード納付に対応している一方、地方税である固定資産税は、導入自治体が一部に止まっております。

また、各自治体の足並みが揃っておらず、自治体によって手数料等に差異があります。

本章では、固定資産税のクレジットカードの納付に対応している自治体と手数料、納付サイト、対応カードの紹介を一覧にしてご説明します。

【対応している主な自治体まとめ】

クレジットカードで固定資産税を納付できるおもな自治体は、下記の通りです。

※2021年3月執筆時点

※5大ブランド「VISA,Master,JCB,AMEX,DinersClub」

自治体名手数料納付サイト対応カード
東京都23区1~10,000円まで73円以降1万円増えるごとに73円加算都税 クレジットカードお支払サイト5大ブランド+TS CUBIC CARD対応
福岡市1~10,000円まで73円以降1万円増えるごとに73円加算福岡市税 クレジットカードお支払サイト5大ブランド+TS CUBIC CARD対応
神戸市1~3,000円まで0円3,001~10,000円まで30円10,001~20,000円まで119円以降1万円増えるごとに90円加算神戸市税 納付サイト5大ブランド対応
札幌市1~5,000円まで37円以降5,000円ごとに37円または38円加算Yahoo!公金払い5大ブランド対応
千葉市10,000円以下まで70円以降1万円増えるごとに70円加算千葉市税 納付サイト5大ブランド対応
相模原市1円~10,000円まで0円以降1万円増えるごとに110円加算Yahoo!公金払い5大ブランド対応
熊本市1円~10,000円まで90円以降1万円増えるごとに90円加算熊本市 納付サイト5大ブランド対応
京都市1円~5,000円まで0円5,001円~10,000円まで25円以降1万円増えるごとに70円加算京都市税 納付サイト5大ブランド対応
大阪市1円~5,000円まで0円5,001円~10,000円まで41円以降1万円増えるごとに84円加算大阪市税 納付サイト5大ブランド対応※Apple Payにも対応
名古屋市1円~5,000円まで0円5,001円~10,000円まで18円以降5,000円増えるごとに36円~38円加算名古屋市 税納付サイト5大ブランド対応
浜松市1円~5,000円まで25円5,001円~10,000円まで75円10,001円~20,000円まで150円以降1万円増えるごとに100円加算スマートフォン(クレジットカード・インターネットバンキング)での納付について5大ブランド対応
川崎市1円~5,000円まで35円5,001円~10,000円まで70円以降1万円増えるごとに70円加算川崎市 納付サイト5大ブランド対応
仙台市1円~5,000円まで37円5,001円~10,000円まで74円以降1万円増えるごとに74円加算仙台市税 納付サイト5大ブランド対応
さいたま市1円~5,000円まで39円以降5,000円ごとに39円又は40円加算Yahoo!公金払い5大ブランド対応
北九州市1円~5,000円まで45円5,001円~10,000円まで90円以降1万円増えるごとに90円加算北九州市納付サイト5大ブランド対応
広島市1円~5,000円まで47円5,001円~10,000円まで92円以降5,000円ごとに46円加算広島市税 納付サイト5大ブランド対応
横浜市1円~5,000円まで50円5,001円~10,000円まで100円以降1万円増えるごとに100円加算横浜市税 納付サイト5大ブランド対応※Apple Payにも対応

※ただし、以下の場合はクレジット納税はできませんのであらかじめご了承ください。

1.納付書に「確認番号」及び「納付番号」がないもの

2.納付取扱期限をすぎたもの

3.納付手続き一回につき、合計金額が一定の基準を超えているもの

(金額の詳細は各自治体でご確認ください。)

クレジットカードで固定資産税を支払う方法と手順について

 ここからは、実際にクレジットカードを使用して固定資産税を納付する際の手順についてご紹介します。

各自治体の窓口、コンビニ等ではクレジット納付を受け付けておらず、基本的にはオンライン上のサービスを利用して手続きする形になります。

自治体によって専用の納付サイトを設けている場合や、「Yahoo!公金支払い」等の第三者サービスを用いて受け付けているケースがあります。

Yahoo!公金支払いの利用方法については、公式サイトの利用方法をご覧ください。

【固定資産税のクレジットカード納付手順】

※動画は大阪市の例ですが、納付サイトの手続き手順は他自治体と共通しています。

https://youtu.be/gJOz3Qk0eF0

<事前に用意するもの>

1.納付書兼納入済通知書(※期限内に限る)

2.クレジットカード

3.パソコンやスマートフォンなど、インターネットに接続できる端末

※注意点

現在口座振替で納付されている方は、「納付書兼納入済通知書」が送付されないので、クレジットカード納付が行えません。

口座振替の停止申請をお住まいの自治体に行った上で、「納付書兼納入済通知書」がお手元に届いてからクレジットカード納付を行ってください。

固定資産税をクレジットカード納付するメリット

固定資産税をクレジットカードで支払えるのは便利ですが、「利便性」以外に、どのようなメリットがあるのでしょうか?

本章では、クレジットカードで税金を払うメリットについてご紹介していきます。

【クレジットカードで固定資産税を払うメリット】

1.税金の支払いでクレジットカードポイントが還元される。

2.支払いを一元化することで管理が楽になる。

3.分割決済の利用で、支払いサイクルを調整できる。

それでは、各事項について解説していきましょう。

1.「クレジットカードのポイント還元」

固定資産税をクレジットカードで支払う一番のメリットは、「クレジットカードのポイント還元」を受けられる点です。

固定資産税以外にも、クレジットカードで納付可能な各種国税・地方税を合わせるとある程度大きな金額になりますので、現金で支払うよりもポイントが貯められてお得です。

また、ポイント還元以外にも「利用金額によって年会費の割引制度がある」「上位カードのためにクレジットヒストリーを作りたい」という方にも最適です。

(※発行会社やカードの種類によって特典の有無や還元率は異なります。)

2.「支払い方法の一元化で管理が楽になる」

クレジットカードで税金を納めると、カード明細に税種と納付金額が記載されます。

日常的な買い物の支払いなどでカードを使用していれば、生活費と税金をまとめて収支確認できるので、家計管理が楽になります。

カードの引き落とし日にまとめて清算されるので、口座残高の管理もしやすくなるというメリットも。

3.「税金の分割払いが可能に」

現金・口座振替での支払いは、基本的に一括支払いで清算されるため、分割納入は行えません。

しかし、クレジットカードを使って納付すると、決済後に「支払い方法の変更」を利用することで実質的な分割納入が可能です。

クレジットカードで支払った時点で、支払日が事実上の引き落とし日に延長される他、「リボ払い」や「後から支払い」等、発行カードの制度を利用して支払い調整が行える点はクレジットカードならではの魅力と言えるでしょう。

固定資産税をクレジットカード納付するデメリット・注意点

次に、固定資産税をクレジットカードで支払うデメリットを解説いたします。

【クレジットカードで固定資産税を払うデメリット】

1.決済手数料が別途発生する。

2.領収書が発行されない。

3.支払い後、取消手続はできない。

では、個別の解説に移ります。

1.「決済手数料が別途発生する」

固定資産税を含む、各種税金のクレジットカード納付には決済手数料(システム手数料)が発生します。

自治体によって採用している支払いシステムや手数料が異なるので一律ではありませんが、5,000円~10,000円単位で手数料が加算されます。

何れも決済金額の1%以下くらいなので、カードの還元ポイント次第では打ち消せます。

2.「クレジットカード納税は領収書が発行されない」

「納付書兼納入済通知書」を使って支払わないため、個別の領収書が発行されません。

確認する際には、クレジットカードの明細を閲覧する必要があります。

また、納税証明書が必要な際には、自治体の税事務所にて発行申請を行う必要があります。

支払い後、約10日※ほどで発行可能になります。

(※東京都の場合)

3.「納付後の支払い取消は不可」

クレジットカードを利用して納付した場合、後から支払いの取消や金額変更を行うことはできません。

なお、税金を必要以上に納付(税金の過払い)してしまった場合には、税務署で還付金の申請手続きを行うことで返還されます。(申請受付から1~2ヵ月ほどの期間)

まとめ:固定資産税の納付はクレジットカードが便利!

今回は、クレジットカードでの固定資産税納付について解説させて頂きました。

クレジットカード納付は、ポイント還元も受けられる他、家から24時間支払い手続きが行えるので、大変便利です。

デメリットもありますが、何れも大きなマイナス要因ではないため、この際クレジットカード納付を検討されてみては如何でしょうか。

まだクレジットカードをお持ちでない方は、税金の納付でもポイントが還元されるカードを作っておくと良いでしょう。

今後は、さらに多くの税金や行政手続きの納付にクレジットカードが使えるようになると予想されるので、この機会に作っておくと便利に生活できますよ。

-住宅